VPNとは何?メリットがたくさん!はじめての人にも分かりやすく解説


ココです
VPNって最近よく聞くけど一体何だろう?と思っている方も多いと思います。
「難しそう」「専門用語が多くてよく分からない」と言うイメージではないでしょうか?
実はわたしもその一人で、そもそも中国旅行へ行くまでVPNを全く知りませんでしたし、説明を聞いてもよく分からないというのが本音でした。
その後VPNを使う機会も増え、知識もたまってきたので、自分なりにまとめて分かりやすく紹介してみようかな、と思いました。
VPNをまったく知らない初心者、VPNって何?と疑問に思っている方に向けて、分かりやすくお伝えできれば良いなと思います。
VPNの仕組みを知りたい方、これからVPNを使ってみたいと考えている方もぜひ読んでみてください
わたしとVPNとの出会い
そもそもわたしがVPNと出会った時の話をしようと思います!
わたしは旅行が大好きで、長期で中国にいる時でした。
ある日SNSを見ようとして、「あれ?見れない?」「なんで??」と、日本のSNSやブログなど、見れないサイトがあることに気付いたんです。
その時知り合った日本人が、「中国では、日本からのアクセスを制限したり、ブロックしている。日本のサイトやSNSが見れないのはそのため。特に中国は社会主義の国なので、きびしい制限をかけているらしい…」と教えてくれました。
中国に限らず、海外→日本(日本→海外)の様に、国をまたいだインターネットアクセスは、権利などの関係で国ごとに独自の基準があり、アクセスをブロックしたり制限をかけているそうなんです。
後で述べますが、これを「ジオブロック」とも言います。
そんな事は全く知らず、長期旅行の間日本の情報にアクセスできないのか…とがっかり。
しかし、その日本人が「VPN」を使えばアクセス制限を回避し、日本の情報も見れるようになるよ、と教えてくれました。

えっそんなことできるの?!
とびっくりでしたが、その仕組みは、
「IPアドレスを変えられる」
「IPアドレスを中国以外の国に飛ばすことで中国にいないように見せかける」でした。
わたしはITの会社で少し働いた経験があり (ダメダメプログラマーでしたが。笑)
「なるほど!!」とその仕組みをなんとなく理解することができたんです。
しかしその時使っていたVPNは、無料のよく分からない会社のもので、すぐに切れたり、長くても3分持てばよい方…という感じでした。
そんな感じでわたしはVPNと出会いました。懐かしい思い出です。
ジオブロックって何?
わたしが昔経験したように、海外から日本など国を超えたインターネットアクセスは、ブロックされたりアクセス制限があります。
これをジオブロック(ジオ=地理的な ブロック=制限)と言います。
それぞれ国ごとの権利や思惑など、独自の基準でブロックやアクセス制限をしています。
例えば中国なら、Googlemap、Google検索、Youtube、インスタ、LINEなど、ほぼ日本で使っているサービスやSNSは使えません。
中国は極端な例ですが、エジプトやドバイなどイスラム教のアラブ諸国でも、風紀にとても厳しいため制限が強いです。
あと有名なのは、ヨーロッパではYahooJapanが見れません。これはGDPRという法律による規制が関係しています。
あとは、日本のNetflixはジブリ作品が見れないけど、海外のNetflixではジブリが見れるなどです。
制限が厳しい国は、中国、イラン、ウズベキスタン、ロシア、エジプト、ドバイ、トルコなどを口コミで見かけました。

でもどうやって日本からのアクセスをブロックしているの?
何で見分けているの?
良い質問ですね!
これは後ででてくる「VPNの仕組み IPアドレスの特定を防ぐ」の所でもくわしく紹介しています。
簡単に説明すると、インターネットに接続すると必ず「IPアドレス」という住所のように特定できる番号が、スマホやパソコンに振られます。
この「IPアドレス」は、日本にいると日本のIPアドレス、中国にいると中国のIPアドレス、韓国だと韓国のIPアドレスがそれぞれ割り振られます。
自分がどこの国でインターネットを使っているのかが分かるようになっています。
なので、この「IPアドレス」を見て「あ、この人は今日本にいるな」と判断されるために、日本からのアクセスをブロックできるわけです。
インターネットは世界中とつながっていて、とても自由なサービス!と思っていましたが、国ごとに色々な考えがあり、決まりがあるんだなと感じました。
VPNの仕組みを初心者にも分かりやすく解説!
ここではVPNの仕組みを見ていきます。
そもそもVPNの正式名は「Virtual Private Network」と言います。
VPNはその略称です。
バーチャルプライベートネットワーク、日本語だと仮想専用ネットワークのこと。
と言われても、なんのこっちゃよく分からない…感じだと思います。
わたしも最初聞いた時は、難しくてまったく頭に入ってこなかったので大丈夫です。笑
すっごく簡単に言うと、インターネット上で自分の個人情報を守ってくれるセキュリティ技術です。
要は、インターネットをつないで個人情報などをやり取りしていると、何かと自分の情報というのは漏れる可能性があります。
内容を読み取られ悪用される事があるので、それをしないよう守ってくれるセキュリティ技術です。
VPNの仕組みの中では、大きく分けて2つできることがあるかと思います。
1つ1つ説明します。
VPNの仕組み「トンネル」「カプセル化」「暗号化」

VPNはセキュリティ技術というのは分かったけど、具体的にはどんな仕組み?
今はインターネット無しでは成り立たない時代。
インターネット世界に1歩足を入れると、たくさんの人がアクセスする開かれた世界です。
その中には情報を盗んで悪いことをしてやろう、という悪意を持った人がいるかもしれません。
一人で家で何気なくインターネットにつないでいると、自分ひとりの世界に思いがちです。
しかし、インターネット回線はたくさんの人と一緒に使うので、自分の情報がもれて他人に見られている可能性もあります。
例えばクレジットカードでネットショッピングをする時、自分のクレジットカード番号を誰かに見られていたら?
カード情報を盗み取られ、勝手に使われていた…となるかもしれません。
クレジットカードに限らず、今はマイナンバーカードの漏洩も社会問題になりつつあります。
VPNはそういった個人の情報を守り、プライバシー保護やセキュリティを強化することに役立つ技術として使われています。
具体的には、インターネット上に仮想の自分専用トンネルを作り、その中で自分の情報をやりとりします。
そしてその情報をカプセルで包みます。それだけだと中身は何が書いてあるか分かってしまうので、さらにその情報を暗号化して読み取れない文字列に変換してくれます。
例)クレジットカード番号
1234/5678/9000 → #rP)?+!8_:@
よく道路に例えられ、たくさん車線がある中で自分専用のトンネルがあり、その中を自分の車(情報)が通る、というイメージです。
「仮想」ってつくと難しく感じますが、例えば物理的に自分の部屋の中に穴を掘って、そのトンネルの中でやり取りすれば誰にも見られずに安心ですが、本当に穴を掘るとお金もかかるし労力も大変…笑
なのでインターネット上に仮想的(バーチャル)にトンネルを作るわけですね。
わたしは先ほどの道路の例えも分かりやすかったですが、自分の中では回転寿司のレーンが頭にポンと浮かびました。
自分専用のお寿司のレーンがあって、お寿司が自分の情報だとします。
お皿に乗っているお寿司をカプセルで覆って、さらに、そのお寿司が何のお寿司か分からないようにしてある。
そして自分の所に来てから、鍵でカプセルを外し、頼んだお寿司(=自分の情報)が届いている、みたいなイメージです。
VPNを使っている間は、プロバイダー(ISP)などもデータを追うことができません。
プロバイダーとはネット契約している会社です。私はソフトバンクを使っているのでソフトバンクですね。
プロバイダーもですが、政府機関すらも追跡は難しいそうです。
「情報」というのは価値があるので、その情報を収集して活用したり、または外部に売ったりすることはよくある話だそうです。
あとはIPアドレスを隠すことができます。次でその仕組みを見ていきます。
VPNの仕組み「IPアドレスの特定を防ぐ」
次は「IPアドレス」について見ていきます。
「IPアドレス」というのは「アドレス」とあるようにインターネット上で自分の住所のようなものが、デバイス(パソコン、スマホ)ごとに割り振られます。
IPアドレスには、自分の住んでいる国、市町村までの情報、契約しているプロバイダなどは分かるようになっています。
しかし、個人を特定できるようなものはIPアドレスからは分かりません。
そもそも、そんな簡単に名前や住んでる住所など、個人情報が分かると大変ですよね。
VPNは個人情報を守るセキュリティ技術なので、このIPアドレスを隠す、特定されなくする、出どころがどこかを分からなくする、という事が可能です。
具体的に見ていきます。
インターネットを使う時は必ず「サーバー」というデータをやりとりする所を通ります。日本にいると、日本国内にある「サーバー」につながるわけです。
日本にいて日本のサーバーを使うと、日本のIPアドレスが割り振られ「この人は今、日本にいるんだな」となります。
VPNのサービスに契約すると、この「サーバー」はVPN各社が持っている「VPNサーバー」でやり取りします。
VPNサーバーは世界中にたくさん設置され、自分の好きな国を選んで接続することができます。
そして海外サーバーを迂回することで、海外IPアドレスが割り振られ、日本に居ながら「この人は今、海外にいるんだ」となるわけです。
例えば韓国サーバーにつなぐと、韓国のIPアドレスが割り振られ、今自分は「韓国」からインターネット接続しているよ、という風に隠すことができるのです。
私が昔中国からVPNを使った時は、まさにこの方法で中国以外の国へサーバーをつなげ、「わたしは今中国にいません」とIPアドレスを隠し、日本のSNSへアクセスしました。
おおまかにVPNはそんなイメージです。
わたしも初めはそんなシステムと知らず、後でセキュリティ技術なのだと知りました。
はじめは難しくてなかなかイメージできなかったですが、何回か使ったり、説明を読んで理解していった感じです。
プライバシーを保護できるので、自由に発言できない国の人が自分の身元を隠し、自由な発言を行うためにVPNは使われることもあるようです。
でもこれを読んで、「ネット使ってると危ないの?!」「簡単にクレカ情報盗まれるの!?」と不安になるかもですが、きちんと対策をしていれば基本的に安全に使えるものです。
そんな簡単に漏洩のリスクがあると、安心してインターネットを使えないですよね。
自分の情報を守るべき対策をきちんとしておく事が、まずは大切です。
それにプラスしてVPNを使うかを考えることになります。
VPNのメリット・デメリット
仕組みが何となく分かったところで、具体的にどんな事にVPNを使うと便利なのか?
メリットとともに紹介し、同時にデメリットもみていきます。
VPNはどんな時に使うの?VPNのメリット
VPNのメリットやできること、どんな時に便利なのかを見ていきます。
ホテルやカフェ、空港などのフリーWi-Fiを安全に使う
旅行先のホテル、スタバやカフェでフリーWi-Fiにつなぐなど。
フリーWi-Fiは基本的には安全ですが、セキュリティが弱かったり、中にはWi-Fiアドレスそっくりな偽アドレスを作り、そこへ誘導しアクセスさせ、個人情報を盗む手口もあるようです。
大きいカフェやスタバなどは不特定多数の人が出入りするので、悪意のある人も中にはいるかもしれません。
ネットショッピングや大事な情報をやり取りする仕事で使う際は、慎重になった方が良いかもしれません。
自宅のインターネット環境は、外よりもセキュリティが高いと言われていますが、もちろん自宅での使用にも、セキュリティ対策としてVPNを活用できます。
フリーWi-Fiにつなぐときは、VPNに接続すると安心で安全なネット接続を実現することができます!
個人情報を保護しながら安全なインターネット通信
- メールアドレス、パスワード、ID
- マイナンバーなどの個人情報
- 銀行口座番号、証券口座番号、年金番号
- クレジットカード番号、暗号資産の口座など
- 名前、住所、電話番号など etc..
インターネット接続時には、さまざまな個人情報を入力することがあるかと思います。
VPN接続を使うとあらゆる個人情報、パスワードや個人ID、クレカ番号、名前、住所・・などを先ほどお伝えした仕組みで保護することができます。
わたしは割と楽観的に「情報漏洩やネット詐欺なんて他人事」と気にしていなかったのですが、実はクレジットカード番号の漏洩が身近で起こっていた経験があります。
私もネットショッピングはよく使うのですが、今の所悪用されたことはないです。
一方友人は、カード会社から「情報漏洩の可能性があり、作り変えてほしい」と言われ、よく聞くともう3回目とのことでした。
結構びっくりしたのですが、そんな身近でカード漏洩が起きるのかと考えさせられ、セキュリティについて考えるきっかけになりました。
特に海外では不安は大きくなります。
一度海外旅行で滞在期間が延びた時があり、家賃の支払いをネット経由でしなければならず(引き落としじゃなかった)、どうしよう…となり、結局支払いが遅れてしまった苦い経験があります。
母に頼んでも「自分以外の振込はやったことないし、怖いからできない」と断られ。汗
やっぱり、銀行の口座入力やネットショッピングは、できるだけ外出先ではしたくなかったので、それが安心にできるといいなぁと思った経緯があります。
海外旅行中や外出先でも安心してインターネットを使いたい時に、VPN接続はとても便りになるセキュリティだなと感じます。
セキュリティ強化にプラスして、海外ではブロックされてしまう日本のSNSやサイトなども見る事ができ、かなり便利で役に立つサービスだと思います!
日本から視聴できない海外の動画・SNSなどへのアクセス(海外→日本も)
海外のIPアドレスを取得し、日本からは視聴できない動画サービスやSNSにアクセスすることができます。
- 日本では配信されていない映画やドラマを見る
- リアルタイムで配信中のサッカーや野球などスポーツ中継を見る
- 海外からPayPayを使う
- 海外から電子書籍を購入する
- SNS (インスタ、ブログ、Twitter(X)など)を海外で見る、更新する
- 韓国アイドルの番組、コンサートをリアルタイムで見る
わたしも韓国K-POPの番組や、韓国映画・ドラマも大好きなので毎年行われているコンサートや、授賞式を日本からリアルタイムで視聴しています。
スポーツが好きなら、メジャーリーグの野球やサッカー中継などをリアルタイムで視聴できる可能性があります。
一方で海外に出てしまうと、日本では当たり前の様に使っていたサービスが使えない・・など不便な事が多いです。
PayPayなどの電子マネーの使用や、電子書籍の購入などもできる可能性もあります。
他にもたくさんできることはあり、海外では日本と同じように日本のサービスを使えるなどメリットだらけです。
ゲームの速度アップ、ダウンロード時間の短縮
ゲームにもよりますが、速度が重要なものもありますよね。
ゲーム中に急に重たくなったり遅くなることがありませんか?
それはプロバイダがどのユーザーがどれだけ通信しているかを見ていて、わざと制限をかけたりします。
帯域制限とも言い、それが速度低下の原因になっているようです。
VPNを使うと、そのユーザー情報を隠せるのでどれだけの通信をしているかがプロバイダには分からないようになっており、結果制御を防ぐことができます。
口コミで、ゲームのダウンロードにVPNなしだと12時間かかったと見ました。それがVPNを使うと20分ほどでダウンロードできたそうです。
インターネットVPNは料金が安い
VPNサービスは色々な種類があります。
今わたしが実際使っているのは個人で契約して簡単にすぐ使えるインターネットVPNというサービスです。
パソコンやスマホにアプリをインストールするだけで、すぐに使う事ができます。
これが仮に会社で使うとなると、セキュリティもより強固にできる専用線というものを敷設することになり、コストと時間がかかってしまうというデメリットがあります。
しかし専用線にはセキュリティがインターネットVPNより優れているメリットもあります。
インターネットVPNは今の状況にプラスして、安価でセキュリティ対策できる、個人にとっては手軽でありがたいサービスとなっています。
アプリで簡単に接続できる

何か機械や装置、道具を買う必要はあるの?
機械や装置を買う必要はありません!
スマホやパソコンにVPNアプリを入れて「接続ボタン」を押すだけ!で簡単に使えます。
- VPNをネットで契約する
- パソコンやスマホにアプリをダウンロードする
- アプリを立ち上げて接続ボタンを押す
会社にもよりますが、10分もあれば手続きは終わります。
わたしも手続きがややこしくて難しそうというイメージでしたが、簡単すぎて拍子抜けでした。
しかし、例えば自宅で家族が多く全員のデバイスをVPNで保護したい時は、ルーターを購入し、そこにVPNを入れると便利です。
VPN会社によっては、同時につなげるデバイス数の上限が決まっていたりするので、使いたい時に使えない・・・というのはストレスがたまると思います。
なので、使いたいデバイスが多いときはルーターの方が良いでしょう。
そうでなければ、とくに何かをそろえる必要もなく、月数百円程度で簡単にVPNを使う事ができます。
VPNのデメリット
VPNのデメリットや気を付けることを見ておきます。
VPNの導入にお金がかかる
VPNを使うためには、毎月料金がかかります。安いところだと300円ほどからあります。
最近だと、証券会社での不正ログインと不正な株の売買事件がありました。
損失が300万円・・などになってしまっては手遅れでどうすることもできません。
なので、個人情報を保護してくれる機能が月々500円ほどであれば、セキュリティ対策として大きな損失を将来的に防いでくれる可能性もあります。
そして海外でSNSにアクセスもできる・・となると、とても便利でかつ安いかな?と思ったりします。
VPNサーバーを迂回するので速度が遅くなる可能性
海外のVPNサーバーを迂回すると、距離が遠いため速度も遅くなる可能性がある、と言われています。
例えば、韓国とイギリスでは物理的な距離があるので、イギリスの方が速度が遅くなる可能性がでてきます。
しかし、一連の処理を行う過程で遅延するというのは、セキュリティという利点を取るために仕方のないことかもしれません。
速度の遅さは、画像の粗さやスムーズさ、キレイさに関わってくるので難しい所です。
この辺りはVPN各社も容量の大きい(10GB)サーバーに変えたり、「最速のサーバー」を設置したり、快適に使える機能を増やしてくれています。
込み合う人気のサーバーの遅延改善には期待したいところです。
わたしは光回線ではないので、もしかして光回線にすると少しは改善するかもしれません。光回線にしたいなぁ。笑
VPN会社と自分が契約しているネット回線によって相性がある

VPN接続すると、インターネットがつながらない…すぐに切れてしまう。
口コミで見かけたのですが、契約しているVPNと自分のネット回線、スマホやパソコンとの相性があるようです。
合う合わないがあって、合わないと「インターネットが切れる」トラブルが起きる事もあるようです。
私が使っている「ソフトバンクエアーだとVPNは使えない」と口コミで見かけて不安になっていました。。
しかし、実際使ってみると何の問題も起きず、使っているのを忘れるぐらい快適です。
これに関しては、だいたいどのVPN会社でも、30日間ほどの無料お試しトライアルができることが多いです。
そこで自分のネット環境などで、VPNがちゃんとつながるのか確認してみることをおすすめします。
100%確実なセキュリティではない
ついつい、VPN入れているから安心!となりがち。
基本的なセキュリティをきっちり日々やっておくことにプラスして、VPNは成り立つものだと思っています。
- パソコン、スマホのアップデートをして、常に最新の状態にしておく
- クレジットカードは3Dセキュアを登録して使う
- パスワードを同じものを使い回さず、ときどき変える
- 二段階認証、多要素認証を必ず設定する
わたしもめんどくさがりなので、ウイルス対策ソフト、VPNを入れて満足!でした。。
きちんと日々対策しておこうと思います。
海外からは契約できない場合もあるので、あらかじめ日本で契約しておく
海外からVPNを契約したくても、そもそもVPN会社のサイトが開けなかったり、支払いでクレジットカードが受け付けなかった、とよく見かけました。
なので日本で早めに契約をしておきましょう!
特に規制の厳しい国などは、契約したVPNが使えないこともしばしば。。
保険として2、3種類の違うVPNと契約していても良いかもしれません。
海外の会社と日本の会社をそれぞれ契約しておくと、どちらかがダメでも一方は使える可能性が高いです。
入れているアプリとの相性があり、アプリが上手く機能しない場合も
ウイルス対策ソフト、広告ブロックを使っているとサイトが遅い、重いとなるようです。
あと口コミでは、QRコードが読み取れなかったというのがありました。
その場合は、VPN接続を切る、ウイルス対策ソフトをアンインストールする、などなど不具合が出ない様に対策をしてみると良いでしょう。
主なVPN会社の料金表
ここでは主なVPN会社の料金を簡単にまとめてみました!
海外の会社と日本の会社で分けて、1番安いプランを書いています。
海外のVPN会社料金
VPN各社(海外) | 2年 | 1年 | 6か月 | 1か月 |
NordVPN | 430円~ | 690円~ | 半年プランなし | 1,790円~ |
Surfshark | 298円~ | 488円~ | 半年プランなし | 2,308円~ |
ExpressVPN | 4.99$ (748円~) | 6.67$ (1,000円~) | 半年プランなし | 12.95$ (1,942円~) |
CyberGhost | 290円~ | 1年プランなし | 1,000円~ | 1,790円~ |
2年契約時、月々の支払い料金、1番安いプランです。
海外のVPN会社は為替の変動で金額がよく変わりますので、公式サイトをチェックしてみて下さいね。
ExpressVPNの料金が少し高いのは、他社では別料金でついてくる「広告ブロック機能」「悪質なサイトブロック」「パスワード管理」のサービスが元々入っているためです。
色々な機能は不要でVPNだけシンプルに使いたい人は、NordVPN、Surfshark、CyberGhostだとプランの選択ができます。
料金や機能面に注目するだけでなく、VPNと自分のネット環境の相性もあります。

速度が遅い、インターネットがブチブチ切れる。つながらない・・・
となる可能性もあります。
なので、自分の環境でストレスなく、問題なくVPNがちゃんと使えるかどうかが一番重要で、そこも考える必要があります。
金額が安いから良くないかも?高いから高性能かな?と一概に言えるものでもないです。
なので、一度自分のスマホやパソコンとネット環境で実際に使って試してみるのがおすすめです!
どのVPN会社も30日間の体験トライアルできます。(CyberGhostは45日間)
気軽に使って試してみてください!
日本のVPN会社料金
2年 | 1年 | 1か月 | 15日 | 1週間 (7日間) | |
MillenVPN![]() | 360円 | 540円 | 1,580円 | 980円 | 580円 |
3日間 | 1週間 | 2週間 | 3週間 | 1か月 | 3か月 | 6か月 | 1年 | |
良之助VPN | 190円 | 370円 | 650円 | 760円 | 950円 | 割引あり | 割引あり | 割引あり |
UCSS Lite 中国向け | UCSS 中国向け | グローバル | |
UCSS | 29$ (4,350円) | 36$ (5,400円) | 15$ (2,250円) |
日本のVPN会社は、短期間の使用が可能なところが多く、短期旅行や少しだけ使ってみたい人にはぴったりです。
私も2週間の海外旅行の際、MillenVPNを使いました。海外でAbemaTVが見たくて契約しましたが、大活躍で満足でした。
2週間で1000円ほどなので気軽に使えて良かったです。
あと日本のVPN会社は、中国で使う事を前提として昔から使われてきた経緯があり、海外の会社とは「VPNプロトコル」を違うものを使っていることが多いです。
料金を簡単に書いてみましたが、各社色々なプランがあり、VPNサービス以外の機能を選べたりできます。
VPNのプロトコルって何?
VPNを使う時に必ずでてくる「プロトコル」について解説します。
VPNサービスのサイトを見ていると、「プロトコル」という専門用語がでてくるので、この単語を見た瞬間わたしは、「あ、めんどくさい、分からない」となってしまいました。笑
ですがこの「VPNプロトコル」は、デバイスからVPNサーバーまでを安心安全な通信のために色んな処理をしてくれる一連のルールであり、これが一番重要なものです。
先ほど話した「トンネル」を作って、情報を「カプセル」で覆って、「暗号化」を1通り行ってくれるものです。
海外の会社だと以下のVPNプロトコルが多いです。
「WireGuard」は名前からしてなんだか強そうで守りが堅そうなイメージです。笑
- WireGuard
- OpenVPN(TCP/UDP)
- IKEv2/IPSec
IKEv2というVPNプロトコルは、スマホに向いているそうで、スマホ向けのアプリに入っていることが多いです。
VPNプロトコルは時代とともに改良され様々な種類がありますが、良い部分、悪い部分あり一長一短だと思います。
完璧なものはないのかぁと思います。
日本のVPN会社の「VPNプロトコル」の種類は海外の会社とはまた違っています。
日本のVPN会社は昔から中国で使う事を想定して開発していることが多いので、中国向けに強いプロトコルとなっているようです。
VPNプロトコルの暗号化方式はそれぞれ少しづつ異なりますが、基本的にはアメリカのNSAという軍の統括組織などが採用している「AES-256」という暗号化が多いです。
最新のWireGurdではchancha20というより高速化を実現した暗号化も採用されています。
ExpressVPNと言う会社であれば、量子コンピュータにアクセスするなど、次世代の暗号化に向けた安全な暗号化の対応もされており、より安心だと思います。
最新のVPNプロトコルが開発される一方で、古いVPNプロトコルはセキュリティの面で安心して使うことができず、だんだんと使用されなくなっています。
セキュリティを強化するためにVPNサービスを使っているのに、安全性を担保できないVPNプロトコルを使用していて、結果的に情報漏洩してしまった、となると本末転倒になってしまいます。
なのでVPNサービスを使う際は、よく情報を調べて、安全性を保てないプロトコルは使用しないようにしましょう。
VPNのよくある疑問 Q&A
VPNに関してよく分からないことが多いと思います!Q&Aで見ていきたいと思います!
VPNはインターネットのこと?インターネットとは違うの?
VPNはインターネットではないので、使う時はインターネット契約が別に必要です。
インターネットというのは、世界中にあるコンピューターにつなぐ1つの大きなネットワークのことを言います。
今わたしが紹介しているVPNは、そもそもインターネットで通信しているという前提で作られているサービスなのです。
試しにインターネット接続を切ってVPNをONにすると、「VPNに接続できませんでした」とでます。
モバイルデータ通信でVPNは使える?
スマホでWi-Fiを切った状態で、契約している携帯会社の回線でインターネット接続している状態が、モバイルデータ通信と言います。
その状態でVPN接続は問題なくつながり、試しに日本からは見れない韓国の動画サービスが視聴できました。
VPNとウイルス対策ソフトとの違いは何?
ウイルスは外部から入ります。なりすまし詐欺メールを開き、リンクを押した時に勝手にインストールされたり、出どころのよく分からないアプリをインストールした時に侵入します。
VPNは逆で、例えば個人情報を入力して外部に送ったり、クレジットカード情報を入力するときなど、自分の所から別の場所へ情報を送る時に、内容を保護してくれる技術です。
データ通信量はかかる?
VPNを使っている分のデータは消費するようです。
通信量の制限はある?
ほとんどのVPN会社は無制限ですが、UCSSという中国で使う時に便利なVPN会社は、月に50Gなど制限があるようです。それも料金を払えばもっと使えたり、無制限のサーバーがあったりのようです。
VPNの使用は違法?
日本ではVPNに関する法律は明確にはありません。海外では法律でVPNを禁止していたり、規制している国はあります。
IPアドレスの特定を防げるので、「何をしても大丈夫」と違法行為をする事は問題です。例えば、海賊版のダウンロード、ハッキング、誹謗中傷などです。
VPNは世界中で通信の保護のために使われています。日本でも会社だとテレワークに使ったり、海外に駐在している人とやり取りの時など、なければ困るシステムだな、と思います。
その一方で、海外サーバーを迂回できるため海外IPを取得でき、それがたまたま地域制限を回避できてしまうというメリットがあり、それを利用して見れない動画などを見る事が法律に触れているの?と言う部分が心配事だと思います。
これは直接動画サービスに聞いた方が早いかな?と思い、Netflixにチャットで聞いてみたところ、
「違法かどうかは法律の専門家でないから分からない、VPNを使うと全世界配信の物が表示されるため、VPNの使用はおすすめしていない」と言う答え。
利用規約にもVPNやプロキシに関する文言も特になく。
例えばNetflixのヘルプセンターでVPNに関する情報を検索すると、「広告付きのNetflixだとVPNを使ってもみれません」と明確に禁止するような文言は確認できません。
Netflix側としては、VPN使用時、何か問題が起きた時に最高の状態を提供できないからVPNの使用はおすすめしない、というのが主な主張のようです。
明確なVPNに関する法律がないので、それぞれのサービス会社の見解に委ねられているという事だと思います。
この辺りは自己責任で決めるということになりそうです。
ココがおすすめのVPNサービス
ここでは、私が実際使ってよかったVPN会社を紹介します。
どのVPN会社も以下の点では大満足です
- 速度の速さ
- サーバー台数3000台以上
- ノーログ、高度な暗号化でセキュリティ対策は万全
昔使った無料のVPNサービスとは比べ物にならないぐらい快適で、もっと早く使いたかったです。笑
料金は会社によって割と幅があるように思いますが、自分の使いたいサービスがストレスなく使えるか?使いたい機能がちゃんと使えるか?の方がわたしは大事だと思います。
どの会社も30日間体験トライアルができます。(CyberGhostは45日間)
見たい動画サービスがきちんと見れるか?ゲームがストレスなくできるか?などを基準に自分にピッタリ合う会社を見つけてみてください!
NordVPN

NordVPNは、VPNを使う前から口コミが一番多く、人気なんだなという印象です。
動画サービスの視聴では、規制の厳しい動画サービスでも、つながるサーバーが圧倒的に多いです。
料金は比較的安めだと思います。
プランを選ぶ時も、シンプルにVPNだけ使えて料金は安い所が良い!という方にはぴったりです。
セキュリティに関しても、最新のVPNプロトコル採用、キルスイッチ、ノーログなど安心して使える機能をたくさん提供されています。
元々安い上にさらに学割も使えるので、学生さんにも手を出しやすいVPNだと思います。
実際に使って試してみた体験レビューも良ければご覧ください!
ExpressVPN

ExpressVPNも口コミの多い人気のVPNサービスです。
料金は他社より高めになりますが、他社では別料金になっている「パスワード管理」や「悪意のあるサイトブロック」「子供が見るサイトブロック」などの機能が含まれている所がメリットです!
独自に開発した最新の「Lightway」というVPNプロトコルを採用しており、より高速化を実現しています。
量子コンピュータにアクセスすることで、より高度なVPN体験とセキュリティ強化をサポート。
DTLS1.3を使用し、ポスト量子暗号化を提供していて、未来に向けた次世代のセキュリティ強化が頼もしいです!
30日間体験トライアルで使って検証してみた、リアルな口コミ体験レビューもご覧ください。
Surfshark

Surfsharkの魅力の1つに、料金の安さがあると思います。
安いと性能も良くないのでは・・と思いがちですが、かなりの高性能です。
一番安いプランで、VPN以外のサービスも色々使えるお得なVPNサービスです!
動画視聴時も毎回安定してつながるサーバーがあるし、接続速度もかなり早いです。
メールマスクジェネレーターなど他社にはないユニークな機能があったり、VPNをさらに効果的に使うためのサービスをどんどん取り入れている意識の高い会社だなと言う印象です。
改善の速度も早く、今後もすごく気になっている会社です。
体験トライアルで、30日間お試しで使ったのでよければご覧ください!
CyberGhost

CyberGhostも料金が安いVPNサービスの1つです。
無駄なサービスを入れずに、VPNサービスだけ使いたい人にはおすすめです!
動画サービスに関しては、視聴できない動画サービスが割とあって、速度の速さやセキュリティに関してはとても良いのに惜しいな・・という印象です。
Windowsには「NoSpyサーバー」という独自の規制に強いサーバーでは、視聴しにくい動画も見る事もできますので、試してみて下さい!
ノーログ、高度な暗号化を提供されており、セキュリティとして使うVPNとしてはおすすめです!
無料体験トライアルも30日間の会社が多い中で、45日間も試すことができます。
わたしも実際使って色々試したレビューを書いていますので、よかったらご覧ください!